「将来のために何か始めたいけど、何から手をつければいいかわからない…」「投資って難しそうだけど、老後のために必要だよね…」そんな風に考えている投資初心者の方へ。この記事では、貯蓄率というお金を貯める上でとっても大切な考え方から、無理なく貯蓄率を上げる方法、そして将来の経済的な自由(FIRE)に繋がる道筋まで、丁寧に解説します。貯蓄率を知って、賢くお金を増やし、あなたの将来の夢を叶えましょう!
※当ブログでは投資情報(2025年3月時点)を提供していますが、これらは参考情報であり、投資判断は自己責任で行ってください。結果について当方は一切責任を負いませんので、ご了承ください。
貯蓄率って何?なぜそんなに大切なの?
貯蓄率の定義と計算方法(具体例を交えて)
皆さんは普段、お給料をもらったら、そのお金をどのように使っていますか?生活費に使ったり、趣味に使ったり、中には将来のために少しだけ貯金している人もいるかもしれませんね。この「お給料のうち、どれくらいの割合を貯金に回しているか」を示すのが貯蓄率です。
貯蓄率は、以下の計算式で簡単に求めることができます:
貯蓄率(%) = 貯蓄額 ÷ 可処分所得 × 100
ここでいう可処分所得とは、お給料(収入)から税金や社会保険料などが引かれて、皆さんが自由に使えるお金のことです。そして、貯蓄額とは、その自由に使えるお金のうち、使わずに貯めたお金のことです。例えば、月に手取りで20万円使える人が、そのうち3万円を貯金した場合、貯蓄率は(3万円 ÷ 20万円 × 100)で15%となります。
総務省の「家計調査」によると、2022年の勤労世帯全体の貯蓄率の平均は37.2%とされています。しかし、別の調査では数値が異なる場合もあり、近年日本の貯蓄率は低下傾向にあるという報告もあります。大切なのは、平均値を知ることよりも、自分自身の貯蓄率を把握することです。自分の貯蓄率を知ることで、「もっと貯金した方がいいかな?」「今のペースで大丈夫かな?」と考えるきっかけになります。
貯蓄率が低いとどうなるの?(将来の不安、目標達成の遅れ)
もし貯蓄率が低いままだと、将来に対していくつかの不安が出てくる可能性があります。
まず、急な病気やケガ、失業など、予期せぬ出来事に対応するためのお金が不足してしまうかもしれません。貯金が少ないと、こういった緊急時に借金をしたり、生活水準を大きく下げざるを得なくなったりする可能性があります。専門家も、月々の生活費の3ヶ月~6ヶ月分を目安とした生活防衛資金を確保しておくことを推奨しています。
また、将来の大きな目標、例えばマイホームの購入、子供の教育費、そして老後の生活資金などを貯めるのに時間がかかってしまうでしょう。貯蓄率が低いと、毎月貯められるお金が少ないため、目標金額に到達するまでに長い年月が必要になります。夢の実現が遅れてしまうのは、少し残念ですよね。特に老後資金は、公的年金だけでは不足する可能性もあり、早いうちから準備を始めることが重要です。
手取り収入が30万円の場合、貯蓄率が5%だと月に1万5千円しか貯蓄できません。これでは、将来の大きな支出に備えるのは難しいと言わざるを得ません。
貯蓄率が高いとどんないいことがあるの?(経済的安定、選択肢が増える)
逆に、貯蓄率が高いと、将来に向けて様々な良い影響があります。
まず、経済的な安定を手に入れることができます。もしもの時のための生活防衛資金をしっかりと確保できるので、安心して毎日を送ることができます。予期せぬ出来事が起こっても、貯蓄があれば慌てることなく対応できるでしょう。
また、将来の目標を達成するための資金を、より早く、より確実に貯めることができます。例えば、貯蓄率が高いほど、住宅ローンの頭金を早く貯めることができ、結果的に毎月の返済額を抑えることができるかもしれません。子供の教育資金も計画的に準備できるため、進路の選択肢を広げてあげられる可能性も高まります。
そして、貯蓄率が高いことは、将来の選択肢を増やすことにも繋がります。例えば、早くに経済的な自立を達成して、自分の本当にやりたいことに時間を使ったり、早期退職(FIRE)を目指したりすることも夢ではありません。お金に縛られない、自由な生き方を手に入れるための大きな一歩となるでしょう。さらに、十分な貯蓄は、精神的な安心感にも繋がり、日々の生活においても心のゆとりを持つことができ、より積極的に人生を楽しむことができるでしょう。
貯蓄率を上げると夢のFIREが近づく!
FIRE(経済的自立と早期リタイア)ってどんなこと?
近年、「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」という言葉を耳にする機会が増えたかもしれません。これは、「経済的な自立を達成し、早期に退職する」というライフスタイルのことです。
FIREを目指す人たちは、収入の多くを貯蓄と投資に回し、早い段階で「お金のために働く必要がない」状態を作ることを目標としています。これは単に早く仕事を辞めるということではなく、自分が本当にやりたいこと、大切にしたいことに時間とお金を使える自由な生き方を目指す考え方です。
FIREを達成するためには、一般的に年間生活費の25倍の資産が必要と言われています。例えば、年間で300万円の生活費がかかる場合、7500万円の資産が必要になる計算です。そして、この資産を運用することで、毎年の生活費を賄うことを目指します。
貯蓄率とFIRE達成までの期間の関係
このFIRE達成までの期間に、貯蓄率が非常に大きな影響を与えることは想像できるでしょうか?
例えば、年間収入が400万円の人がいたとします。仮に生活費が年間300万円だとすると、貯蓄できるのは年間100万円で、貯蓄率は25%です。このペースだと、7500万円の資産を貯めるには単純計算で75年もかかってしまいます。これでは、早期リタイアは難しいですよね。
しかし、もしこの人が支出を抑えて年間200万円を貯蓄できるようになったらどうでしょうか?貯蓄率は50%に上がり、7500万円の資産を貯めるのにかかる期間は約37.5年に短縮されます。さらに、貯蓄率が70%になり、年間280万円を貯蓄できるようになったとしたら、約27年で目標を達成できる計算になります。
もちろん、これは単純な計算であり、実際のFIRE達成には投資による収益も考慮に入れる必要があります。しかし、貯蓄率が高いほど、投資に回せるお金が増え、複利の効果によって資産形成のスピードが加速することも事実です。複数の資料によれば、貯蓄率が30%の場合には約17年、50%の場合には約10年でFIRE達成が可能と示唆されています。わずか20%の貯蓄率の差が、FIRE達成までの期間に大きな差を生むことがわかります。
年収よりも貯蓄率が重要ってどういうこと?
FIREを目指す上で、よく言われるのが「年収の高さよりも貯蓄率の高さが重要だ」ということです。これはどういうことでしょうか?
たとえ年収が1000万円あっても、毎月贅沢な暮らしをしていてほとんど貯金ができないという人もいます。この場合、貯蓄率は非常に低く、FIRE達成は遠い道のりとなるでしょう。
一方、年収が300万円でも、日々の生活を見直し、無駄な支出を徹底的に減らし、収入の半分以上を貯蓄や投資に回している人もいます。この場合、貯蓄率は非常に高く、着実にFIREに向けて資産を増やしていくことができるのです。
FIRE達成までの年数を決めるのは、年収そのものではなく、収入に対してどれだけの割合を貯蓄に回せるかという貯蓄率なのです。つまり、自分の収入の範囲内で最大限に支出を抑え、貯蓄に回す意識を持つことが、FIRE実現への近道となるのです。
貯蓄率を上げるための具体的な方法
それでは、具体的に貯蓄率を上げるためにはどうすれば良いのでしょうか?ここでは、今日から実践できるいくつかの方法をご紹介します。
先取り貯金で確実にお金を貯める
給料が入ったらまず貯蓄する仕組み作り
貯蓄率の高い人が共通して実践していることの一つが、「先取り貯金」です。これは、給料が振り込まれたら、まず一定額を貯蓄口座に移し、残ったお金で生活するという方法です。
この方法の最大のメリットは、「確実にお金を貯められる」ということです。先に貯蓄する分を確保してしまうので、ついついお金を使いすぎて貯金できなかった、という事態を防ぐことができます。また、残ったお金で生活するように意識するため、無駄な支出を減らす効果も期待できます。
銀行の自動積立定期預金を利用しよう
先取り貯金を実践する簡単な方法の一つが、銀行の自動積立定期預金を利用することです。毎月決まった日に、指定した金額が普通預金口座から自動的に定期預金口座へ振り替えられるように設定しておけば、意識しなくても着実に貯金を増やすことができます。
例えば、毎月のお給料が入る日に合わせて、5万円を自動的に積立定期預金に移動させる設定をしておけば、年間で60万円の貯金が無理なくできます。一度設定してしまえば、あとは自動的に貯まっていくので、貯金が苦手な人でも続けやすいでしょう。
クレジットカードを賢く使って無理なく貯蓄
ポイント還元やキャッシュバックを活用
普段何気なく使っているクレジットカードも、賢く利用することで貯蓄率アップに繋げることができます。多くのクレジットカードには、利用金額に応じてポイントが還元されたり、一部がキャッシュバックされたりするサービスが付いています。
例えば、毎月2万円をクレジットカードで支払い、1%のポイント還元があった場合、年間で2400円分のポイントが貯まります。これをそのまま使うのではなく、貯蓄に回したり、投資に利用したりすることで、実質的な節約になり、貯蓄率を上げることができます。
ただし、クレジットカードを利用する際には、使いすぎに注意し、必ず毎月全額返済することが重要です。もし支払いが遅れてしまうと、利息が発生し、せっかく貯めたポイントやキャッシュバックが無駄になってしまう可能性があります。
なお、本サイトではポイ活は推奨しておりません。
積み立てNISAと連携させる裏技
さらに、クレジットカードの賢い利用は、積み立てNISAと組み合わせることで、より効果的に資産形成を進めることができます。
多くの証券会社では、積み立てNISAの積立金額をクレジットカードで支払うことが可能です。この場合、通常のカード利用と同様に、クレジットカードのポイント還元を受けることができます。例えば、毎月3万円を積み立てNISAで積み立て、1%のポイント還元があるクレジットカードで支払った場合、年間で3600円分のポイントが貯まります。
積み立てNISAで得た利益は非課税になるというメリットに加え、クレジットカードのポイント還元も受けられるため、より効率的に資産を増やすことができるのです。これは、まさに「一石二鳥」の方法と言えるでしょう。
積み立てNISAを始めて資産を育てる
NISAってどんな制度?(非課税のメリット)
「NISA(ニーサ)」は、日本に住む18歳以上の方が利用できる、税制優遇のある投資制度です。通常、株式や投資信託などの金融商品に投資して得た利益には、約20%の税金がかかります。しかし、NISA口座を利用すれば、一定の投資金額までの利益が非課税になるのです。
NISAには、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があり、投資初心者の方におすすめなのが、少額からコツコツ積み立てられる「つみたて投資枠」です。2024年からは新NISAが始まり、年間投資上限額も大幅に拡大され、非課税保有期間も無期限になりました。
少額から始められる積み立てNISAの魅力
積み立てNISAは、毎月数千円といった少額から始めることができるため、まとまったお金がない投資初心者の方でも気軽にスタートできます。また、毎月決まった日に自動的に一定金額を積み立てる設定ができるので、一度設定してしまえば、あとは手間いらずで投資を続けることができます。
投資初心者におすすめの銘柄(S&P500など)
積み立てNISAでどんな商品に投資すればいいか迷う方もいるかもしれません。投資初心者の方におすすめなのは、S&P500などの株価指数に連動する投資信託です。S&P500とは、アメリカの代表的な500社を集めた株価指数のことで、長期的に右肩上がりの成長を続けています。
このような指数に連動する投資信託は、個別の株に投資するよりもリスクを抑えることができ、長期的な資産形成に適していると言われています。積み立てNISAを活用して、コツコツとS&P500などの投資信託を積み立てていくことで、将来に向けて着実に資産を増やすことができるでしょう。
支出を見直して無駄をなくす
固定費の削減方法(通信費、保険料など)
貯蓄率を上げるためには、収入を増やすだけでなく、支出を見直すことも非常に重要です。毎月決まって出ていく固定費を見直すことで、効果的に支出を減らすことができます。
例えば、スマートフォンの料金プランを見直したり、格安SIMに乗り換えたりすることで、通信費を大幅に削減できる可能性があります。また、加入している保険の内容が本当に自分に必要なものかを見直し、不要な保障を解約したり、より保険料の安い保険に乗り換えたりすることも有効です。他にも、あまり利用していないサブスクリプションサービスを解約するなども、固定費削減に繋がります。
変動費を抑える工夫(食費、娯楽費など)
毎月変動する変動費も、意識することで抑えることができます。例えば、外食やコンビニ弁当の頻度を減らし、できるだけ自炊をするように心がけることで、食費を節約できます。食材を安い時にまとめ買いしたり、余った食材を工夫して使い切ったりすることも大切です。
また、趣味や娯楽にかけるお金も見直し、無料または低コストで楽しめる方法を探すのも良いでしょう。衝動買いを避け、本当に必要なものかどうかをよく考えてから購入する習慣を身につけることも重要です。日々の小さな工夫の積み重ねが、貯蓄率の向上に繋がります。家計簿アプリなどを活用して、自分のお金の流れを把握し、無駄な支出を見つけるのも効果的です。
収入を増やすことも考えよう
副業やアルバイトの検討
もし支出を減らすだけでは貯蓄率の向上に限界を感じる場合は、収入を増やすことも考えてみましょう。自分のスキルや経験を活かせる副業を始めたり、アルバイトをしたりすることで、副収入を得ることができます。近年では、インターネットを活用した様々な副業も存在します。
スキルアップで収入アップを目指す
また、自身のスキルを高めたり、新たな資格を取得したりすることで、昇給やより条件の良い会社への転職を目指すことも、長期的な収入アップに繋がります。収入が増えれば、同じ支出額でも貯蓄率は自然と上がります。ボーナスや臨時収入があった場合は、普段の生活費とは別に、全額貯蓄や投資に回すように心がけるのも、貯蓄率向上に大きく貢献します。
目標設定と継続のコツ
無理のない貯蓄目標を立てる
貯蓄率を上げるためには、目標設定が大切ですが、最初から高すぎる目標を設定すると、日々の生活が苦しくなり、モチベーションの低下や挫折に繋がりかねません。まずは、収入の10%を貯蓄に回すなど、無理のない範囲から始め、徐々に貯蓄額を増やしていくのが良いでしょう。
貯蓄を習慣化するためのヒント
貯蓄を習慣化するためには、先取り貯金のように自動化する仕組みを作るのが効果的です。また、何のために貯蓄するのかという目的を明確にすることで、目標達成へのモチベーションを維持しやすくなります。例えば、「3年後の車の買い替えのために200万円貯める」といった具体的な目標を設定することで、日々の節約や貯蓄への意識が高まります。
モチベーションを維持する方法
貯蓄を継続するためには、日々の誘惑に打ち克ち、モチベーションを維持するための工夫が必要です。目標を定期的に再確認したり、目標を達成した際には自分にご褒美を与えたりするのも良いでしょう。また、支出の記録を習慣化し、無駄遣いを早期に発見することも、貯蓄継続の助けとなります。
結論
この記事では、貯蓄率の基本から、FIREとの関係、具体的な上げ方までを解説しました。今日から貯蓄率を意識して、賢くお金を貯め、将来の夢や目標実現に近づきましょう。まずは、ご自身の家計を見直すことから始めてみませんか?積み立てNISAを始めたり、クレジットカードの使い方を工夫したりするだけでも、きっと変化を感じられるはずです。未来の自分のために、今できることから一歩踏み出しましょう!

